JOURNAL #01
ロンドンでのスタジオが決まりました✴︎
ロンドンに来てから、
今日がたぶん一番うれしい日です⋆˙⟡
念願だった自分のスタジオが決まったのです!

どうやら、こちらのアートスタジオは、その殆どがNPO(Non-profit Organization)によって運営されているようで、わたしが入居したスタジオの運営組織は、ロンドン中の取り壊しが決まっている建物の最後の数年間を借りることで、地価が異常に高騰している(本当に異常です!)ロンドンのなかでも、破格にアーティストたちにスタジオを提供できる、というスキームをつくっていて、市役所だったりオフィスだったり、いろんな建物の活用をしているようです。

わたしのスタジオは、新しくオープンしたばかりの場所で、部屋によっては目の前を流れるテムズ川の対岸にテート・モダンが見えるかも!建物の様子から想像するに大きなIT系のオフィスのような感じで、まさかの250部屋、600名以上がここで新たに制作を始めます。驚くべきことは、この規模感もそうなのですが、その内見予約がリリース3時間くらいで埋まってしまったこと。超・争奪戦でした。この街には、びっくりするくらいの数のアーティストたちが暮らしていて、独立できている人もたくさんいる。それはなんだか、本当にすごいことだなあと思います。
ちなみに、今日はスタジオ入居2日目。まだ机もなくて、今日は取り急ぎ椅子をゲットしました(笑)この場所自体も、つくられながら入居も同時に進んでいて、私のスペースはまだ扉がないので、がらーんとしています。これからWifiが入って、防火壁ができて、扉もできて、ちょっとずつ完成するようです。全部が急ピッチで、同時並行で、煩雑で、それも興味深いです。
そんな感じなので、今日は棚を机代わりにして、やっと油絵の具をチューブから出しました。今日まで小さな制作をしながらなんとか持ち堪えていたものの、描けないことにすごくフラストレーションを抱えていたこの数ヶ月。でもいざ、描けるとなると、間が空きすぎて手が動くのだろうか、と身体に不安も帯びます。でもそれは、ほんの数秒のことで、チューブを出して匂いがしたら、ぴちぴち新しい色と形が出てきました。うれしい!
描けるということが、心から嬉しい今日です。

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